
イメージ画像:Spirits Navi | 家飲み研究員の蒸留酒ガイド 作成
「サントリー ウイスキー 響」に心を惹かれ、このページにたどり着いたあなたへ。その琥珀色の輝きと、世界が称賛する調和の取れた味わいは、一度知ると忘れられない魅力がありますよね。
もしかしたら、「ウイスキー 響は、いったいどこで買えるのだろう?」と探している最中かもしれません。あるいは、「響のウイスキーの正規価格はいくらですか?」という疑問を抱いているのではないでしょうか。人気の「響 ジャパニーズハーモニー」や、食通に愛される「響 ブレンダーズチョイス」の味わいの違い、そして気になる価格や定価について、詳しく知りたいと思っていることでしょう。
この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問にお答えします。「サントリーの響は生産中止になったのですか?」という心配の声から、「山崎と響のどっちが高い?」という素朴な好奇心、そして今や幻となった「サントリーウイスキー 響12年」の物語まで。憧れの「サントリーウイスキー 響 21年」や究極の「サントリーウイスキー 響30年」の本当の価値にも迫ります。
記憶に新しい「サントリーウイスキー100周年記念」の熱狂や、これから迎える「ウイスキー響 blossom harmony 2025」の抽選販売など、限定品を手に入れるためのサントリー響の応募方法、つまり「サントリーウイスキー響の抽選販売」の情報も余すところなくお届けします。さあ、一緒に響の奥深い世界へ旅立ちましょう。
この記事でわかること
- 「響」の各ラインナップ(種類)の特徴と味わいの違い
- 各ボトルの定価と、現在のプレミアム価格の実情
- 抽選販売への応募方法や購入できる可能性がある場所
- 「響」が持つブランドの歴史と現在の品薄状況の理由
サントリーウイスキー響の輝かしい歴史と普遍の魅力
- 日本の自然と匠の技が織りなす「響」の世界観
- 創業者の夢からサントリーウイスキー100周年記念へ続く道
- 「サントリーの響は生産中止になったのですか?」その噂の真相と現状
- ジャパニーズウイスキーの双璧「山崎と響のどっちが高い?」価値と価格を比較
- まず知りたい!響のウイスキーの正規価格はいくらですか?定価一覧
- 貴重な「サントリーウイスキー 響12年」はなぜ姿を消したのか
日本の自然と匠の技が織りなす「響」の世界観

イメージ画像:Spirits Navi | 家飲み研究員の蒸留酒ガイド 作成
サントリーウイスキー響の魅力を語る上で欠かせないのが、その根底に流れる日本の美意識です。ブランド名である「響」は、サントリーの企業理念「人と自然と響きあう」に由来します。これは単なる名称ではなく、ウイスキー造りの哲学そのものを示しているのです。
まず目を引くのが、その優美なボトルデザイン。24面に施されたカットは、日本の四季の移ろいを表す「二十四節気」を表現しています。季節の変わり目を繊細に感じ取り、暮らしに取り入れてきた日本人の感性がここに凝縮されています。そして、和紙のラベルに踊る「響」の文字は、世界的な書家、故・荻野丹雪氏によるもの。力強さとしなやかさを併せ持つこの書体は、ウイスキーの味わいを見事に体現しているかのようです。
もちろん、その真髄は中身にあります。響は、山崎蒸溜所、白州蒸溜所、知多蒸溜所で造られる個性豊かな原酒を、ブレンダーの卓越した技術でブレンドした「ブレンデッドウイスキー」です。異なる個性が互いの長所を引き出し合い、まるでオーケストラが壮麗なシンフォニーを奏でるかのように、完璧な調和を生み出す。これこそが「響」の世界観であり、日本の匠の技の結晶と言えるでしょう。
創業者の夢からサントリーウイスキー100周年記念へ続く道
響の物語は、サントリーの創業者・鳥井信治郎の「日本人の感性に合う、世界に誇れるウイスキーを造りたい」という熱い夢から始まります。その夢は時代を超えて受け継がれ、1989年、サントリーの創業90周年を記念してひとつの結晶を迎えました。それが初代「響17年」の誕生です。
当時のマスターブレンダーであった佐治敬三(鳥井信治郎の次男)は、「サントリーが持つ最高の原酒と技術を結集した、贅を尽くしたウイスキーを」との想いを込め、この傑作を生み出しました。以来、響はサントリーのプレミアムウイスキーの象徴として、その地位を不動のものとします。
近年では、サントリーウイスキーが2023年に100周年を迎えたことも記憶に新しいところです。この大きな節目において、響は記念ラベルのボトルがリリースされるなど、改めてその特別な存在感を放ちました。創業者の夢から始まった挑戦は、100年という時を経てなお、新たな歴史を刻み続けているのです。
「サントリーの響は生産中止になったのですか?」その噂の真相と現状
ウイスキーファンならずとも、「響はもう造られていない」という噂を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、これは正確な情報ではありません。結論から申し上げると、サントリーウイスキー響ブランド自体は生産中止になっていません。
では、なぜこのような噂が広まったのでしょうか。その主な原因は、2018年の「響17年」の休売(事実上の販売終了)や、それ以前の2015年の「響12年」の販売終了にあります。世界的なジャパニーズウイスキーブームにより、熟成に長い年月を要する原酒が深刻な供給不足に陥ったのです。特に12年、17年といった長期熟成原酒の確保が困難になり、サントリーは苦渋の決断を下さざるを得ませんでした。
これらの人気商品が市場から姿を消したことで、「響=生産中止」というイメージが独り歩きしてしまったのです。現在でも、「響 JAPANESE HARMONY」や「響 BLENDER'S CHOICE」といったノンエイジ(熟成年数表記のない)モデルは生産が続けられています。もちろん、これらも入手困難な状況に変わりはありませんが、響の歴史が途絶えたわけではないことを、まずはご理解いただければと思います。
ジャパニーズウイスキーの双璧「山崎と響のどっちが高い?」価値と価格を比較

イメージ画像:Spirits Navi | 家飲み研究員の蒸留酒ガイド 作成
サントリーを代表するウイスキーとして、しばしば「響」と比較されるのが「山崎」です。どちらも世界的な評価を受ける銘酒ですが、「結局のところ、どちらが高いの?」という疑問を持つ方は少なくありません。
まず基本的な違いとして、山崎は山崎蒸溜所のモルト原酒のみで造られる「シングルモルトウイスキー」、響は複数の蒸溜所のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした「ブレンデッドウイスキー」です。味わいの方向性が異なるため、本来は優劣で比較するものではありません。
価格に関して言えば、定価(希望小売価格)では、同じ熟成年数であれば両者に大きな差は設けられていません。しかし、ご存知の通り、現在の市場価格は定価とは大きくかけ離れています。市場での実勢価格は、その時々の需要と供給、希少性によって大きく変動します。例えば、限定品の「山崎 LIMITED EDITION」が高騰することもあれば、「響 BLOSSOM HARMONY」がそれを上回る価格で取引されることもあります。一概に「山崎が高い」「響が高い」と断じることはできず、それぞれのボトルが持つストーリーや希少性によって価値が決まる、というのが実情です。
まず知りたい!響のウイスキーの正規価格はいくらですか?定価一覧
プレミアム価格での取引が当たり前となっている響ですが、本来の価格、つまりサントリーが設定している希望小売価格(定価)を知っておくことは重要です。これを知ることで、市場価格がどれだけ高騰しているのかを正しく理解できます。
以下に、現在ラインナップされている主要な響の定価(税別)をまとめました。
- 響 JAPANESE HARMONY: ¥5,500
- 響 BLENDER'S CHOICE: ¥11,000
- 響 21年: ¥32,000
- 響 30年: ¥160,000
(※価格は2025年7月時点のものです。変更される可能性もありますので、最新の情報は公式サイトをご確認ください。)
もちろん、この価格で店頭に並ぶことは稀ですが、これが本来の価値の基準となります。抽選販売などで運良く当選した場合は、この価格で購入できることになります。
貴重な「サントリーウイスキー 響12年」はなぜ姿を消したのか
かつて響のラインナップには「響12年」という、多くのファンに愛されたボトルが存在しました。華やかな香りと共に、梅酒を熟成させた樽で後熟させた原酒を使用することによる、独特の甘く爽やかな風味が特徴的な一本でした。比較的入手しやすく、響への入門としても最適な存在だったのです。
しかし、この響12年は2015年に惜しまれつつも販売を終了しました。その直接的な原因は、前述の通り、世界的な需要の急拡大に生産が追いつかず、安定供給に必要な12年熟成の原酒が枯渇してしまったためです。特に、響12年の個性的な香味を生み出すために不可欠な原酒の確保が困難になったことが大きな理由でした。
その完成度の高さから、今なお復活を望む声が絶えない伝説的なボトルです。もし幸運にもバーなどで見かけることがあれば、ぜひ一度その味わいを体験していただきたい逸品と言えるでしょう。
サントリーウイスキー響 主要ラインナップのボトルレビューと入手方法
響の歴史と背景をご理解いただいたところで、次はいよいよ、現在購入の可能性がある主要ラインナップのボトルレビューへと移りましょう。それぞれの個性を知り、ご自身の好みに合う一本を見つける一助となれば幸いです。
- 日々の愉しみに「響 ジャパニーズハーモニー」とその価格
- 食事に寄り添う「響 ブレンダーズチョイス(BLENDER'S CHOICE)」定価と評価
- 熟成の極み「サントリーウイスキー 響 21年」その定価と圧倒的存在感
- 究極の逸品「サントリーウイスキー 響30年」の価値とは
- 限定品の魅力とサントリー響の応募方法:「BLOSSOM HARMONY 2025」抽選販売情報
- 結局「ウイスキー響」はどこで買える?サントリーの抽選販売から探す方法まで
- 総括:サントリーウイスキー響を深く知るためのポイント
日々の愉しみに「響 ジャパニーズハーモニー」とその価格

イメージ画像:Spirits Navi | 家飲み研究員の蒸留酒ガイド 作成
「日本の四季、日本人の繊細な感性、日本の匠の技を結集したウイスキー」という壮大なコンセプトのもとに生まれたのが、この「響 ジャパニーズハーモニー」です。エイジ表記はありませんが、サントリーが誇る多彩な原酒を、まさにハーモニーを奏でるようにブレンドしています。
グラスに注ぐと、ローズやライチを思わせる華やかな香りが立ち上り、ほのかに香るローズマリーや白檀が複雑さを与えます。口に含むと、蜂蜜のような透き通る甘さと、オレンジピールチョコレートのような心地よいビターさが広がるでしょう。余韻は繊細でありながら、驚くほど長く続きます。
ストレートやロックはもちろん、ハイボールにするとその華やかな香りが一層際立ち、食事との相性も抜群です。定価は5,500円(税別)ですが、残念ながら市場では1万円台後半から2万円前後で取引されることが多いのが現状です。
食事に寄り添う「響 ブレンダーズチョイス(BLENDER'S CHOICE)」定価と評価
もともとは、バーやレストランといったプロの現場で使われることを想定して開発されたのが「響 ブレンダーズチョイス」です。その名の通り、ブレンダーたちが食中酒として最適な香味を追求し、選び抜いた原酒で構成されています。
様々なタイプの原酒に加え、隠し味としてワイン樽で後熟させた原酒を用いることで、スタンダードなジャパニーズハーモニーよりも、さらにリッチで甘やかな個性を引き出しています。野いちごや白桃、パイナップルを思わせる香りに、クレームブリュレのような甘い香りが重なります。味わいは、ふくらみのある柔らかな甘さと、心地よい酸味が特徴。フィニッシュは、甘やかでありながらスパイシーさも感じられます。
その開発経緯から、特に洋食とのペアリングは格別です。定価は11,000円(税別)で、市場価格は2万円台前半から中盤で見かけることが多いボトルです。
熟成の極み「サントリーウイスキー 響 21年」その定価と圧倒的存在感
「響 21年」は、もはや日本のウイスキーという枠を超え、世界が認める至高の逸品です。国際的な酒類コンペティションの最高峰である「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」において、幾度となく部門最高賞である「トロフィー」を受賞するなど、その評価は揺るぎないものとなっています。
最低でも21年以上という長い年月を樽の中で過ごした、極めて希少なモルト原酒とグレーン原酒を、チーフブレンダーが厳選に厳選を重ねてブレンド。その香味は、まさに「熟成の極み」と呼ぶにふさわしいものです。レーズンやアプリコット、イチゴジャムを煮詰めたような凝縮感のある香りに、トーストしたパンのような香ばしさ。味わいは驚くほどクリーミーで、口の中で複雑な風味が幾重にも広がります。余韻は長く、深く、いつまでも記憶に残るでしょう。
定価は32,000円(税別)ですが、その希少性と世界的な評価から市場価格は10万円を超えることも珍しくありません。まさに出会えたこと自体が幸運と言える、特別な日のための一本です。
究極の逸品「サントリーウイスキー 響30年」の価値とは

イメージ画像:Spirits Navi | 家飲み研究員の蒸留酒ガイド 作成
もし、「響」というブランドの頂点が存在するとすれば、それは間違いなくこの「響30年」でしょう。年間わずか数千本しか生産されない、まさに究極の限定品です。
サントリーが保有する膨大な原酒の中から、酒齢30年以上の超長期熟成モルト原酒と、同じく酒齢30年以上の円熟したグレーン原酒を贅沢に使用。ブレンダーの五感と技術のすべてを注ぎ込んで生み出される、芸術品とも呼べるウイスキーです。
マンゴーや杏のような甘く華やかな香りに、伽羅を思わせる高貴な香りが溶け込んでいます。口に含めば、重厚なコクと黒糖のような深く優しい甘みが広がり、その余韻は言葉では表現しきれないほど長く、複雑に続きます。定価は160,000円(税別)ですが、市場では数百万円の値が付くこともあり、もはや投機の対象にすらなっています。これは飲むためのお酒というよりも、日本のウイスキー造りの歴史と技術の結晶を味わう、唯一無二の体験と言えるかもしれません。
限定品の魅力とサントリー響の応募方法:「BLOSSOM HARMONY 2025」抽選販売情報
響の魅力をさらに深めているのが、年に一度リリースされる数量限定品の存在です。その代表格が、桜の木で作られた特別な樽で後熟させた原酒を使用した「響 BLOSSOM HARMONY」。通常の響が持つ華やかさに、桜餅や金木犀を思わせる和の香りが加わった、春の訪れを感じさせる特別な一本です。
こうした限定品や、「響 21年」などの希少品は、一般の店頭に並ぶことはまずありません。入手するための最も公平な方法が、サントリーが公式に行う「抽選販売」への応募です。多くの人が「サントリー響応募」や「サントリーウイスキー抽選」と検索し、その機会を待っています。
具体的な応募方法は、サントリーの公式メールマガジン「SUNTORY WHISKY NEWS」に登録しておくことが基本となります。抽選販売の情報が発表されると、サイト内の専用フォームから応募する流れが一般的です。2025年の「BLOSSOM HARMONY」に関する公式情報はまだ発表されていませんが(2025年7月時点)、例年の傾向から春ごろに情報が解禁される可能性が高いと予想されます。見逃さないよう、公式サイトのチェックは欠かせません。
結局「ウイスキー響」はどこで買える?サントリーの抽選販売から探す方法まで
最後に、これまでの情報を総括し、「結局、響はどこで買えるのか?」という最も切実な問いにお答えします。入手方法は、大きく分けて以下の5つが考えられます。
- サントリー公式の抽選販売: 前述の通り、限定品や響21年などを定価で手に入れる唯一に近いチャンスです。競争率は極めて高いですが、応募しなければ始まりません。
- 百貨店や大手酒販店の抽選: 百貨店の外商や、大手リカーショップが独自に抽選販売を行うことがあります。日頃から情報を集め、アンテナを張っておくことが重要です。
- 街の酒販店での購入: ごく稀に、古くからの付き合いがある個人経営の酒販店などに入荷することがあります。ただし、常連客や抱き合わせ販売が優先されることが多く、一見さんが手に入れるのは至難の業です。
- オンラインショップでの購入: ECサイトを検索すれば、多くの響を見つけることができます。最も手軽な方法ですが、価格は完全にプレミアム価格です。購入の際は、偽物や詐欺のリスクを避けるため、信頼できる大手ショップを選ぶことが絶対条件です。
- バーやレストランで味わう: 「まずは一度飲んでみたい」という方には、最も確実な方法です。ボトルで買うよりはるかに安価に、最高の状態でサーブされた響を体験できます。
響を手に入れる道は平坦ではありません。しかし、その一杯に込められた歴史と造り手の情熱を知れば、探求する時間すらも楽しみのひとつとなるはずです。この記事が、あなたの「響」への旅の、良き道標となることを願っています。
総括:サントリーウイスキー響を深く知るためのポイント
ポイント
- 響は「人と自然と響きあう」というサントリーの理念を体現したウイスキーである
- 24面カットのボトルデザインは日本の二十四節気を表現したものである
- 1989年にサントリー創業90周年を記念して誕生した歴史を持つ
- 響ブランドは生産中止ではなく、一部の熟成年数表記ボトルが休売している
- 山崎(シングルモルト)と響(ブレンデッド)はウイスキーの種類が根本的に異なる
- 「響 ジャパニーズハーモニー」はブランドを代表する調和の取れた味わいである
- 「響 ブレンダーズチョイス」はワイン樽後熟原酒を使った食中酒向けの設計である
- 「響 21年」は世界的な酒類コンペティションで最高賞を多数受賞している
- 「響 30年」は年間数千本しか生産されない最高峰の限定品である
- かつて存在した「響12年」は梅酒樽で後熟させたユニークな原酒を使用していた
- 「BLOSSOM HARMONY」のような桜樽フィニッシュの季節限定品も存在する
- 定価は存在するが、市場での実勢価格はそれを大きく上回るプレミアム価格である
- 主な定価での入手方法は公式サイトや百貨店が実施する抽選販売である
- 抽選情報を得るにはサントリーの公式メールマガジン登録が有効である
- まずはバーで一杯から試すことも、その価値を知るための賢い方法である